冬のメリット・デメリット | 太陽光発電

By | 2013/12/26

冬や雪の太陽光発電冬の太陽光発電システムのメリットとデメリットをまとめてみました。

イメージでは、カンカン照りの夏の方が効率が良い気がしますが、実は少し違うところもあるんです。

落雪被害【メリット】
・発電効率を考えると夏よりも冬の方が高いと言われています。
(発電効率を一定を保てる)太陽光発電には「熱」は必要ありません。しかも「熱」は太陽光発電システムの発電効率を下げる働きがあります。夏はパネル自体の温度が上がりますので発電効率を下げてしまいます。もちろん日照状況によりますが、夏よりも冬の一日の方が発電している事もよくある事です。

【デメリット】

ご周知の通り、冬は日照時間が短いので、トータルで夏の発電量に負けてしまいます。

【まとめ】

総合的には冬の発電量よりも夏の方が多いです。

ですが・・・

断熱効果があります

意外なメリットですが、断熱効果があります。太陽光発電パネルは屋根に設置してありますので、イメージとしては外気と家との間に一枚入ってくれる感じです。

冬は家の中の温度を暖かく守ってくれますし、夏は屋根からの強い日差しをシャットアウトしてくれるので、目に見えづらいかもしれませんが冷暖房費に貢献出来ます。

続いては、雪国でよく起こる落雪被害についてです。

落雪被害状況と、メカニズム、落雪対策を見ていきましょう。

落雪被害が増加している!

国民センターへの相談件数が、毎年増加しているとの事。これは太陽光発電システムの普及と相関していると考えられます。太陽光パネル雪被害
太陽光発電 落雪被害相談内容としては、・隣の敷地の車に落雪でボディーを凹ませた
・一般の歩道に落雪し、歩行者に落雪する可能性があり心配だ等です。降雪量の多い地域では、元々屋根に雪止のストッパーが設置されている事が多く、屋根からの落雪対策は出来ているものの、普段雪があまり降らない地域では落雪対策はあまり行われていない為、年々被害相談が増加していると思われます。お隣さんの車や車庫が右の画像の様になれば弁償しなければなりません。考えただけでもぞっとします。

雪の飛距離

太陽光発電雪飛距離では、普通の屋根と、太陽光パネルでは落下する雪の距離はどれくらい違うのでしょうか。独立行政法人防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(http://www.bosai.go.jp/seppyo/)が下記のような実験を公開していたので抜粋させて頂きました。太陽光パネルとトタン屋根で、雪が滑り落ちた時の飛距離がどれ程違うか。


実験を見れば一目瞭然で、かなり遠くの方まで落雪する危険があるのが分かります。

落雪被害太陽光発電写真では落下高さが低いですが、2階建ての屋根から落下した場合は飛距離はもっと伸びます。

この様な雪の落下で近隣に迷惑をかけない方法が落雪ストッパーです。

落雪ストッパーで対策は必要!

太陽光発電雪対策既に太陽光パネルを設置してある住宅は、落雪ストッパーを設置するのが有効な手段です。まだこれから太陽光パネル設置予定の方は、落雪ストッパーの他にいくつか方法があります。屋根全てに太陽光パネルを設置せずに、屋根の下半分は太陽光パネルを設置しないなどです。

当然発電量は半分になりますが、雪の落下を優先させるのであれば、この方法は大変有効です。

あとは、右画像のよな無落雪架台を使用する事です。

数は少ないですが販売されていますので、販売店にお問い合わせしてみてください。

落雪対策による発電量へのデメリット

上記のような対策をすると、下記の様なデメリットが出てきます。
・ストッパー設置費用がかかる
・発電効率が悪くなる
どれ程の費用か、どれ程発電効率が悪くなるのかは、販売店やメーカーに相談してみてください。
相談の際注意が必要なのは、落雪に対する意識が低い太陽光発電メーカー・販売店が存在していると言うことです。理由は、ストッパーをつける事により価格が上がる事と、発電効率を下げたくないという2点です。
ここは個人が近隣へのトラブル防止として、しっかりと対策していく必要があると言えます。これから太陽光発電を検討されている方、特に雪が降る地域の方は販売店の見極めに注意が必要です。上記でもお伝えした通りあまり落雪に熱心でない販売店に当たると、実際の落雪被害トラブルに巻き込まれてしまいます。

販売店の見極めは、複数の販売店を比べる事をおすすめします。

続いては、雪による発電量への影響です。

雪による発電量デメリット

雪と発電量皆さんご存知の通り太陽光パネルに雪が積もると発電量はほぼ0になります。

もちろん、パネルから雪が無くなれば通常通り発電を開始しますが、太陽光メーカーのサイト等で、「太陽光パネルの表面はツルツルしているので積雪しても滑り落ちる」と言っていますが、実際はそうでもない事が多々あります。

実際は積雪から落雪までは半日から1日かかります。その間は発電しないのが発電量に対する最大のデメリットです。

雪による発電量メリット

太陽光発電 日照時間意外かもしれませんがメリットがあります。太陽光パネルは熱を持つと発電効率が落ちます。

各メーカーは熱を持っても発電効率が落ちないシステムを開発中です。

順次世の中に出てきていますが、一番理想の発電環境は「冷やしながら発電する」事です。

この環境にマッチしている雪国は発電量に良い影響を与える事になります。

『 雪が降る地域が不利』と誤解されやすい点

太陽光発電 日照時間雪が降る地域は、日照条件が悪く発電量が少ないのではと思われがちですが、そんなことはありません。

日照時間でいうと沖縄は全国47都道府県中35位と意外なデータがあります。

そして右の画像は1971年〜2000年の7月の平均日照時間ですが、雪が降る青森でも日照時間が長い地域があります。

雪が降るから太陽光発電に向いていないと考えるのは、ご自宅の屋根の日照条件を見て、シュミレーションを行った後です。

これから太陽光発電を検討される方へ

雪が降る事でのデメリットは発電量の他に、ストッパー設置料金や、近隣への落雪被害等あります。

しかし、そのデメリットを上回る程のメリットを、多くの雪国の方々が受けていらっしゃる事は事実です。

太陽光発電をご検討中の方へ、販売店勤務の私だから知っている「見積もり時の裏話」を公開しています。

是非お見積もり前に一読していって下さい。
メリットとデメリット

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