土地付き太陽光発電分譲型は投資目的に不向き?

By | 2013/12/29

土地付き太陽光発電分譲型の今【2017年最新版】

50kw未満の産業用太陽光発電 土地付き太陽光発電分譲型を販売する企業が2014年に入って増加を始め、2017年になった今でも衰える事なく増加を続けています。

太陽光発電の中でも2017年最も注目されている投資商品の一つだからです。
太陽光発電を始めたいけれど、土地を所有していない方に向けた
太陽光見積もり矢印太陽光発電システム+土地+長期メンテナンス

がパックになっていて、購入するだけですぐにスタートできる、メンテナンスも販売店任せという投資商品です。

価格は50kWで2000万円というものが主流で販売されており、売りだされた土地付き太陽光発電は1ヶ月以内に全て完売している人気ぶりです。

土地付き太陽光発電のメリット

土地が無くても太陽光発電が始められる
自己資金0円で始められる。
・不動産投資の様な空き室リスクがゼロ。
利回りが年10%前後

2017年現在のメリット

・電力会社の新規受入休止問題が騒がれていましたが、土地付き太陽光発電分譲型はほとんどが『設備認定』を既に受けていますので、20年間の売電が保証されている
・売電価格は、権利取得時の価格が適用される為2017年現在でも36円又は42円の価格で20年間売電できる

今まで住宅用、産業用と力を注いできたメーカーや販売店が、36円/kWhや42円での権利獲得の為に、昨年までに土地付き太陽光発電用の『土地』『設備』の獲得に費用を回し始めていて、2017年度も土地付き太陽光発電の市場は確実に増えていきます。

こんな市場の拡大とは裏腹に、『土地付き太陽光発電分譲型が投資目的として不向き』だという噂がたっていますがなぜでしょうか。

土地付き太陽光発電が投資に不向きという噂:その1

【噂の理由:その1】メガソーラー設備投資費の値上がりです。

土地付き太陽光発電は、販売店がメガソーラー規模の発電所を建築して、それを分譲して50kWや100kWといった形で販売しています。

下記は経済産業省がまとめたデータです。

土地付き太陽光発電値上がり

産業用太陽光発電事業の中でも、10kW-50kWと50kW-500kW設備投資費が値下がりを続けている中、1000kW以上のメガソーラーの設備投資費は値上がりを続けています。

経済産業省がヒアリング等による値上がり理由として下記を指摘しています。

1・円安による 海外製品の値上がり(国内製品も、輸入部素材であるアルミやガラス等の値上がりの影響有り)
2・工事費の上昇(復興関連工事や、景気回復に伴う工事、東京五輪を見据えた工事など、再生可能エネルギー関連以外の工事案件の増加も背景)

値上がり理由としてもう一つ考えられるのが、全ての産業用太陽光発電の設備投資費が31万円-32万円辺りに収束しているという事です。

どの業界でも同じだと思いますが、大規模な設備を建設し分譲すると、資材や工事業者をまとめる事で、単純にコストを抑えられます。

同じ原理で単発の現場ではコストは割高になるでしょう。

しかし、競争率が激しくなればなるほど、購入者は低価格を求めるのは当然で、企業側は企業努力でコスト削減を図らざるを得ません。

表の「件数」を見てもわかりますが、四半期ごとに建設件数は増加しており、今後更に競争は激化するでしょう。

企業努力で今は値下げが出来ている10kW-50kWと50kW-500kWと、

企業努力ではどうにもならないレベルに達しており円安や政策等の外的要因が直接影響が出てしまう1000kWのメガソーラー。

この様な状況から、メガソーラー規模の発電所を分譲販売している『土地付き太陽光発電』よりも、50kW未満の低圧連係による『産業用太陽光発電』の方がメリットが大きいと考える方が多かったので、この様な噂が立ったと考えられます。

2017年現在の相場は、表の一番下2013年末の30万円/kWから大きく値下げされ、25万円/kW〜28万円/kWまでになっており、メガソーラーの値上りはもはや心配しなくても良い状況になっています。

土地付き太陽光発電が投資に不向きという噂:その2

【噂の理由:その2】売電価格価格の値下がりです。ご存知の通り、2012年に売電価格が24円⇒42円に改定され大きな盛り上がりを見せてから、年々値下がりを続けており、ついに2016年の売電価格は24円/kWhとなっています。

設置年度 買取期限(10年間) 1kWhあたりの売電価格
2011年 2020年まで 24円
2012年 2021年まで 42円
2013年 2022年まで 36円
2014年 2023年まで 32円
2015年 2024年まで 29円
2016年 2025年まで 24円
2017年 2026年まで 21円

こんなに値下がりを続けていて売電収入は大丈夫なのか?採算は取れるのか?という不安につながっています。

かなり以前のお話ですが、2013年3月にソフトバンクの孫正義氏が発した有名なコメントの影響も大きいかもしれません。

太陽光見積もり矢印

仮に20年間、40円/KWhで試算した場合、ソフトバンクの大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設候補地250カ所のうち、200カ所以上が採算割れになる。

このコメントは、2013年3月売電価格42円だった当時、2013年度の売電価格が40円を割る可能性が出てきた際、『40円を割ると太陽光発電の普及はストップしてしまう』と、国に訴えかけた時の発言です。

このコメントを聞いた方は多いと思いますが、当時メガソーラーは発電し始めたばかりで、報告データがほとんどありませんでした。

その上、工事費用や初期費用、その他もろもろの費用が2013年当時は2017年現在と比べ高額だった為、採算も含め先行きが不安にならざるを得ない状況でした。

そんな中でのコメントだった為「40円を切ると採算割れになる」というイメージをお持ちの方が今でも多いのです。

産業用太陽光発電と土地付き太陽光発電はどちらがメリットがある?

土地付き太陽光発電普及土地付き太陽光発電にはこの様なマイナスイメージもある中、冒頭に解説した大きなメリットがあります。

土地を所有されている方は、その土地に太陽光発電設備を建設することで、固定資産税が2/3になったり遊休地の有効活用というメリットがあります。

色々と情報が飛び交う中、右グラフの様に10kW以上の発電所は衰える事無く建築され続けています。

では実際に「土地をご自分で用意して産業用太陽光発電」を始めるのと、「土地付き太陽光発電」を購入するのでは、どれ位「総収入」に差が生まれるのでしょうか。

以下の4パターンで簡単なシュミレーションをしてみました。

1・今からご自分で土地を手配して発電設備を建設(24円=売電価格)

2・もともと土地を所有しており、発電設備を建設(24円=売電価格)

3・今から土地付き太陽光発電(36円物件)を購入される方

4・今から土地付き太陽光発電(42円物件)を購入される方

※既に土地付き太陽光発電(36円/kWh)として販売された実際の物件を例にしています。
55kWで1980万円の物件。年間の想定発電量は59,500kWh。
181坪の土地600㎡(造成費用込みで、坪単価10,000円以下で購入する事が理想的なので、この場合181万円で土地を購入したとします。)
2016年の産業用太陽光発電の価格相場28万円/kWを適応。
その他設備費用は4パターン共2016年の相場を適応しています。

1・土地と設備をご自分で準備する場合(24円=売電価格)
土地を181万円で購入
設備費用 = 55kW ✕ 30万円 = 1,650万円
年間想定売電収入= 59,500kWh ✕ 24円 =142.8万円
20年間=2,856万円
2,856万円 − 1,540万円 − 181万円 =
20年間総利益 = 1,135万円

2・土地を元々所有している場合(32円=売電価格)
年間想定売電収入= 59,500kWh ✕ 24円 =142.8万円
20年間=2,856万円
2,856万円 − 1,540万円 =
20年間総利益 = 1,316万円

3・土地付き太陽光発電(36円物件の場合)
年間想定売電収入= 59,500kWh ✕ 36円 =214万円
20年間=4,280万円
4,280万円 − 1,980万円 =
20年間総利益 = 2,300万円

4・土地付き太陽光発電(42円物件の場合)
年間想定売電収入= 59,500kWh ✕ 36円 =250万円
20年間=5,000万円
5,000万円 − 1,980万円 =
20年間総利益 = 3,020万円

『土地付き太陽光発電』が大きく優勢

まず始めに4番の「42円物件」はこの中で一番利益をあげていますが、プレミアム物件の為、中々入手できないのが現状です。
別の記事で解説させて頂きますので今回の比較からは除外します。
42円物件の入手方法

1番の土地も設備もこれからという方は、正直この中では現段階で一番利益が上がりにくいです。
今から土地を購入又は借りて設備を建設しようとしている方は、36円か42円の土地付き太陽光発電を購入される事を強くおすすめします。

では2番と3番を比較しますが、20年間の総収入はほぼ同じです。

総収入以外のそれぞれのメリット

・2番の元々土地を所有している場合は、
その土地が遊休地であれば土地の有効活用になります。
・3番は土地付き太陽光発電という「パック商品」の為、
手配や管理が楽な事がメリットです。

そしてここからは、

それぞれを実際にシュミレーションしてみないと具体的な数値は出ません。

現段階で土地を所有していない方は、迷わず「土地付き太陽光発電」を探しましょう。

土地をお持ちの方は、その土地でどれだけの利益が上がるのかを販売店にシュミレーションしてもらいましょう。

土地付き太陽光発電を探すならたくさんの物件情報を取り寄せる事。

まずは多くの「土地付き太陽光発電」の物件情報を入手する事が大事ですが、2017年現在では、各販売店が3〜4物件づつをおのおのが販売しているに過ぎず、物件数も販売店数も少ないのが現状です。

そこで、土地付き太陽光発電を取り扱う販売店を一手に検索出来るサイトをご紹介しますので、物件比較ツールとして使ってみてください。

こちらは、「タイナビ発電所」という、土地付き太陽光発電を探している方には必須のサイトです。
※各販売店の情報を一手にまとめているサイトは残念ながら「タイナビ発電所」以外に存在していません。

国内唯一の土地付き太陽光発電の総合検索サイト。
・登録しておくと42円物件が完成した段階で優先してお知らせしてくれます
未公開物件も会員限定でお知らせ
100社以上の販売店の『土地付き情報』が閲覧出来る
登録も利用もすべて無料ですので、必ず登録しておく事をおすすめします。

国内唯一土地付き太陽光発電総合検索サイト「タイナビ発電所」

42円物件情報が入手出来るだけでも登録しておく価値があります。

それに、これから土地付き太陽光発電事業者になる方には、いろんな物件情報を比較するツールとして心強い味方になるでしょう。

土地をお持ちの方は『土地付き』と比べてみましょう

土地をお持ちの方は、こちらの一括見積りサイト『タイナビネクスト』で、どれ程の利益が出るのか優良企業5社に見積もってもらいましょう。※運営会社は上記「タイナビ発電所」と同じ株式会社グッドフェローズです。

・全て無料で利用出来る
・優良販売店のみが登録
・最大5社から一括で見積もりを取ることが出来る。
・施工実績数85200件で国内No.1
・サイト利用者数100万人突破(国内No.1)

【土地をお持ちの方専用】タイナビネクスト公式サイト

ご自分の土地に太陽光発電を設置した場合の費用や、初期費用がどれだけかかるか、何年で初期費用を回収出来るのか、一度無料で見積もりを取ってみましょう。

ご自分の土地で、充分に採算が合うのであれば、その土地で発電を行う方が良いと思います。初期費用を抑えたい方へ「最安値で購入したい方へ、ちょっとした『裏情報』」という記事も書いていますので参考にしてみて下さい。

「実際」にデータを集めないと何もわかりません

土地付き太陽光発電ネット上には土地付き太陽光発電を取り扱う販売店も多数ありますし、情報もたくさんあります。

しかし、実際に検討する場合、ネットだけの情報では限界があります。

実際に自分のお持ちの土地で、どれだけ発電するのか?もしかしたら全く採算が合わないかもしれません。

土地が無い方は、上記のサイトからいろんな物件情報を見て、資料を取り寄せて、メリットがあるのか無いのかを、ご自分の目で確認しましょう。

ネットはいつの時代も、180度違う情報がたくさんあり不安になります。

しかも、ネット上のネガティブな情報は皆さん信じやすいという特性を持っています。

ネットの情報も「入り口」としては良いと思いますが、肝心なポイントはご自身で実際にデータを集めてみましょう。

「検討」するのも「判断」するのも、具体的な数値が揃ってからにしましょう。

国内唯一土地付き太陽光発電総合検索サイト「タイナビ発電所」を見る

【土地をお持ちの方専用】タイナビネクスト公式サイトを見る

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12・『土地付き分譲型』土地付き太陽光発電は投資目的に不向き?

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3 thoughts on “土地付き太陽光発電分譲型は投資目的に不向き?

  1. 管理人 Post author

    大変申し訳ございません。当方は土地付き太陽光発電分譲型の販売や個別の情報提供は行っておりません。中田様の様に低圧49kWをお探しの方が一番多いです。従いまして、競争率も一番激しいです。本記事で紹介している土地付き太陽光発電分譲型総合検索サイトで情報収集が一番簡単でおすすめの方法ですので、一度ご覧になってみてください。

    Reply
  2. Pingback: アルファベットスープも土地付き太陽光発電分譲型道入! | アルファベットスープalphabet soupカフェ

  3. 中田雅臣

    土地付き太陽光発電所を探しています。
    低圧50kw
    場所は兵庫県、徳島県、大分県が希望です

    Reply

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