保険に入るメリットとデメリット | 産業用太陽光発電

By | 2014/01/08

産業用太陽光発電は保険の意識が低い?

 意外かもしれませんが、実際の産業用太陽光発電の発電事業者の多くは手厚く保険には入りません。

これは、発電事業者や販売店の意識が低いのでは無く、単純に保険料が高いからです。

設備費用と回収の観点から、安い海外製品を設置、保険は薄く加入している方が多いのです。

※初期費用を1円でも安く導入したいと考えている事業者さんには、業界の裏話をどうぞ⇒こちら

全ての保険に入っていたのでは、売電収入額が減ってしまうという考えは産業用の方に特に多いです。

もちろん、何かあった場合は『自己責任』ですが。

この保険のメリットとデメリットを天秤にかけ、私が担当している産業用の発電事業者さんは、最低限の保険だけにとどまり、売電収入を多くさ取られる方が多いのが現状です。

こんな事いうと保険会社さんに怒られそうですね。

では、ひと通り保険とメーカー保証についてご説明させて頂きます。

【メーカー保証】

機器の保証

多くのメーカーはソーラーパネルや太陽電池モジュールの初期不良や発電効率が規定値に達していない場合等に交換や修理を行う保証です。

メーカーによっては、ソーラーパネル・ケーブル等に10年から15年の保証をつけているところもありますが、保証が大きいとはまだまだ言えません。

太陽電池モジュールは発電効率が年々0.7%程落ちていくと言われていますが、最長20年で80%を下回らない様な保証をつけているメーカーもあります。

設置工程における保証

設置工事によるミス、損害の保証です。多くのメーカーが10年保証です。

自然災害保証

産業用太陽光発電は竜巻や台風等の自然災害でダメージを受ける場合があります。
メーカーによって保証内容は違いますが、台風、竜巻の保証があるかは確認をおすすめします。
補填出来ない場合は、次でご説明しますが別途保険で補う必要があります。

【保険】

メーカー保証で補えないものは別途自己負担で「保険」に加入する必要があります。
家庭用太陽光発電(10kWh未満)のメーカー保証は手厚いものがありますが、産業用太陽光発電のメーカー保証はまだ手厚いとは言えない保証内容です。
保険に入らない方もいらっしゃいます。(私は最低限の保険に入ることをおすすめしますが)

保険料の相場

年間保険料の相場は、築年数・使用用途・種類によって変わってきますが、一般的に太陽光発電設備導入価格の年間1%〜2%と言われています。
(0.5%程と言っているサイトもありますが、どんな保険かお聞きしたいです。)

1・火災保険

火災やその他の災害で実害があったものに対しての保険になります。

火災保険の事故の対象としては2種類。

1・火災・落雷・破裂・爆発・風災・雹(ひょう)災・雪災などの自然災害。
2・外部からの衝突・水漏れ・労働争議など・盗難・水災・電気的機械的事故・その他事故などの人為的事故あるいは不測かつ突発的事故。

通常の火災保険では、1番の自然災害しか対象では無いため、太陽光発電事業の場合『企業総合保険』に加入される方が多いです。
※これは加入しておくべきです。

保険金額の0.5%〜3%まで保険屋さんや保証内容によって幅広いのが特徴です。

この保険に関しては、細かく保証内容を削っていけるものもありますが、パックになっていてあまり変更のきかないものもあります。

私は現実的に考えて、保険金額の1.5%前後の『企業総合保険』をおすすめしています。

近くに川や海がなければ水災は削る、車の通りが無い様な場合は外部からの衝突を削る等。

余分なものをそぎ落として1.5%程度まで持って行きましょう。

2・施設賠償保険

設備が竜巻や台風等で飛んで、人や物に損害を与えてしまった場合の保険です。

保険金額1億円で2万円/年

産業用太陽光発電の場合、パネルが吹き飛ぶ事故は下記理由以外で聞いたことがありません。
※だからと言って、入らなくても大丈夫と言っている訳ではありません。自己責任です・・

パネルが吹き飛ぶ原因は、

1・パネル設置角度の不備
2・架台等、設置工事全般の不備
3・住宅が倒壊するレベルの竜巻や台風

この3つです。

住宅用なら、『屋根の強度』も原因に加わってきます。

3・休業補償

不慮の事故等で発電業務が出来なくなった場合の休業保険になります。
保険金は一日1万円で最大1年。7000円/年 前後。

4・地震保険

保険金額の1%〜1.5%が相場です。保険金額全額は保証されず、設備費用の1/3程が上限。

まとめ

この4つの保険で、1番は必ず加入して下さい。

問題は、下記3つです。

全ては保険の基本「自己責任」で選択していって下さい。

例えば4番目の地震保険に加入した場合、

1500万円の設備費用=保険金額 とした場合、年間20万円前後の保険料になります。

いざ地震が来て全壊しても保険金は500万円です。

3番の休業補償は比較的安いので、加入される方も多いです。

2番に加入されている方は半々くらいでしょうか。

1番は冒頭でもお伝えした通り加入せず、メーカー保証だけで発電している方もいらっしゃいます。

皆さん売電収入をなんとか上げようと、ソーラーパネルやパワーコンディショナーの性能を調べ、工事費用の安い販売店を探すなどされています。

せっかく効率の良い発電所を建設しても、高額な保険料を持っていかれるのではなんとも言えませんからね。

この、保険のメリットとデメリットは実際にいくつかの販売店でシュミレーションしてみるとよく分かります。

ひとつの販売店だけでは比較するものがありませんので、必ず複数の販売店の保険のシュミレーションを取り寄せてみましょう。
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