詐欺被害はなぜ起こるのか? | 太陽光発電のメリットとデメリット

By | 2014/03/09

太陽光発電の急速な普及に伴って、詐欺被害も増加傾向にあります。下記は国民生活センターに寄せられた太陽光発電関連の相談件数です。

詐欺被害太陽光発電表からも分かる通り毎年増加しており、そのほとんどが訪問販売によるものです。

そして、相談内容で一番多いのが、「説明通りの発電量にならない」なんです。

そこで、太陽光発電システムの導入に関連した具体的なトラブル事例を4つ集めてみました。

詐欺被害その1・『シュミレーション結果は持ち帰らせてもらいます。』

詐欺被害資料持ち帰り【トラブル事例】

太陽光発電システムを導入する事を決め、施工業者に発電量や売電価格、初期費用を併せたシュミレーションをしてもらいました。

しかし、行った調査のデータやシュミレーション結果は会社に持ち帰ると言われたので従いました。

太陽光発電システムの設置が終わって一ヶ月経過しましたが、発電量や売電量がシュミレーションで行った結果と全くかけ離れた数値だったので、業者に電話しましたが、言った言わないになり、結局こちらも証拠の書面等全くもっていません。
太陽光見積もり矢印
【問題点】

正に冒頭でお伝えした相談件数が一番多い「説明通りの発電量にならない」の典型例です。

悪質な業者の一例ですが、調査結果やシュミレーション結果を会社に持ち帰るという事は、契約者へ証拠を渡したく無いという事です。

この様な書類は全て貰うのはもちろんですが、簡単な口約束も「心配なので書面で頂けますか」と言うようにしましょう。

最初の契約の時点で、その業者と後々トラブルになるだろうと予想して契約する人はいません。

その時はとても良くしてくれる業者さんで、好意も持っている為、「書面で下さい」という一見冷たく感じる言葉を中々言えません。

しかし、一度契約してしまったら、その業者とは「書面」でしか繋がっていない事を認識しましょう。

詐欺被害2・「現在使われておりません」のアナウンスが・・・

詐欺被害電話【トラブル事例】

リフォーム会社が訪問販売にきました。

築18年の木造2階建てに住んでおり、床暖房のリフォームと一緒に太陽光パネルの設置も出来るという事で総工事費400万円を全額支払い済です。

しかし、工事が始まって2ヶ月経ちますが、契約後直ぐに太陽光パネルが自宅の庭に届いただけで、設置工事に中々来ません。

業者に確認の電話をしたところ、「この電話は現在使われておりません」のアナウンスが流れていました。
太陽光見積もり矢印
【問題点】

かなり悪質なリフォーム会社の事例です。

訪問販売で多い事ですが、「架空会社」の「名刺」と「電話番号」で安心させて、1件契約が取れると、電話番号を解約→会社も元々ないのでそのまま逃げるという事が予想されます。

この様な最悪の状況になってしまては、弁護士・建築士への相談依頼をする方法が良いかと思います。無料で相談を受け付けてくれるところもありますので、そういったところで専門家の方の意見を聞くことがいいと思います。

やはり、まずはこの様な悪質業者と契約しない事が肝心です。

どの様にすれば悪質業者と契約しないか、そもそも悪質業者に出会わないかを下記で解説していますので、よろしければご覧ください。
太陽光発電の見積もりの『上手な取り方』

詐欺被害3・設置後、天井に雨漏り跡が

詐欺被害雨漏り【トラブル事例】

築18年の鉄骨造プレハブ住宅に住んでいます。

住宅会社が家の定期点検に来た際、太陽光発電を勧められ導入する事にしました。

工事費は250万円で支払い済です。

太陽光発電自体の発電量や売電には非常に満足していて、このペースで売電を行うと10年で工事金額を回収出来るとのシュミレーションを受け満足していました。

しかし、2階天井にクロスとクロスの境目に黒いシミが出来てきた事に気づきました。

最初は太陽光パネルの設置との関連を考えず、結露かもしれないと思っていましたが、みるみるシミが広がって来たのを堺に、太陽光発電パネルの設置時期と天井の黒いシミを発見した時期から太陽光発電パネルの設置工事の影響ではと思うようになりました。

太陽光発電パネルを設置した業者に連絡をとり天井を確認してもらいましたが、雨漏りでも結露でも無いという判断という判断でした。

その後消費生活センターに相談したりしていたところ、太陽光発電パネル工事会社の責任者が再度見に来てくれました。

天井や屋根を確認したところ、特に太陽光パネルの設置に問題は無く、天井の黒いシミとの関連性が証明できない上に、保証書に書かれている保証対象外の為、保証出来ない旨の説明を受けました。
太陽光見積もり矢印
【問題点】

このトラブル事例での問題は、『定期点検に来た業者が推薦する太陽光発電工事業者1社とそのまま契約してしまった』ところです。

訪問販売と違い、懇意にしている業者からの推薦で、安心感もあったと思います。

家と同じで高価な買い物にも関わらず複数の業者から見積をとる作業を省いてしまっています。

そもそも太陽光パネルは屋根にビス穴を開けて設置する工事が基本になります。
(屋根のスペックによっては穴を開けずに設置する事が出来るパネルや業者もあります。)

国土交通省ホームページにもありますが、屋根のビス部分に対する適切な防水加工を行うことや、そもそもの屋根の耐久性を調査し、太陽光発電システムの設置に見合わない屋根の場合は、屋根の補修工事料金も含める事も記載があります。

複数の業者に見積をとる事は基本ですが、こういった雨漏りやクロスのシミが出来た時のトラブルにどの様に対応してくれるかも確認しておいたほうが良さそうです。出来れば書面で残しておきましょう。

太陽光発電と屋根の雨漏りは密接な関係がある事から、後々この様なトラブルに発展したくありません。

これから太陽光発電を導入予定の方限定ではありますが、『雨漏りトラブルを避ける方法 』をご紹介していますので、よろしければこちらを参考にしてみて下さい。
太陽光発電導入時の『雨漏りトラブル』を避ける方法

詐欺被害その4・『月々のローン返済は売電で全てまかなえます』

太陽光発電悪徳業者【トラブル事例】

『訪問販売で約1ヶ月前に太陽光発電システムを勧められました。

初期費用の260万円の支払いが出来ないと最初は断ったのですが、「太陽光発電によって発電された電気を売電する事で、実質負担額は今までの電気料金だけで良い」という説明だったので、15年ローンでしたが契約しました。

しかし、実際の売電は月500円〜1000円程でとても月々の返済を補えるものではなく、業者の説明と大きく食い違っており解約したい。』

この業者に対してその後調査がなされ、業務停止命令が出た事例です。
太陽光見積もり矢印【問題点】

こちらも、国民生活センターへの相談が一番多い『説明通りの発電量にならない』の一種です。

この文章だけではわかりませんが、恐らくこの業者は発電量シュミレーションを行っていないかもしれません。

太陽光発電システムでの売電システムの仕組みは、余剰電力(自宅で使い切れなくて余った電気)を電力会社が買い取る仕組みです。

当然日当たりが悪ければ発電しませんし、自宅での電気使用量が多ければ、売電に回す電気がないので自宅の電気料金が安くなるという意味合いになってきます。

この業者は太陽光発電を売り払う事しか考えていない悪質業者の可能性が極めて大きいです。

国民生活センターからのお願い

土地付き太陽光発電普及残念ながら一部の悪徳業者の対応で、太陽光発電業界全体が「詐欺」の様に見られている事は仕方のない事だと思っています。

しかし、それでも2012年度太陽光発電導入件数が100万件を突破して更に大きく普及を続けている事は、太陽光発電がメリットがあるものだと認識し、メリットを受けている方がたくさんいらっしゃるという事ではないでしょうか。

導入を検討されているには是非、この様な悪徳業者に出会わないで頂きたいと考えています。

国民生活センターもJPEC太陽光発電普及センターも

ひとつの販売店だけでなく、複数の業者から見積を取るように各ホームページで呼びかけています。

複数の業者から見積もりをとる事で、業者を比べる事が出来ます。嘘を付いている業者がいた場合際立ちます。

こちらで『詐欺』や『トラブル』に合う確率を、『極めて低くする方法』を解説していますので、よろしければご覧になってみてください。
太陽光発電導入時の詐欺トラブルに合う確率を『極めて低くする方法

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