最近よく聞く「グリッドパリティ」とは?

By | 2015/10/17

グリッドパリティ

基本:太陽光発電の仕組み

ここ数年でよく耳にするようになった「太陽光発電」。企業が大々的にやるだけではなく、一般家庭にも導入する人が増えてきました。

太陽の光を浴びた時、そのエネルギーを電力に変換することができるのが太陽電池です。

その太陽電池を沢山繋げたものが、ソーラーパネルと呼ばれるもので、学生時代に理科の実験で目にしたことがある方もいるかも知れません。

ソーラーパネルは基本的に家の屋根に設置します。

太陽が出ている時間しか発電することができないので、日照時間の短い地域や雪の多い北海道、東北などの地域だと思ったような効果を得られないこともあるので、初期投資に見合った発電か可能かをしっかり調べてからの導入が必要です。

グリッドパリティって何?

グリッドパリティというのは、再生可能エネルギー、つまり太陽光発電や風力発電など自然の力による発電コストが、原子力発電など既存の電力のコストと同じくらいかそれよりも安くなる点のことを指した言葉です。電気を作るためには電気を作るための設備を維持する費用やそれをみんなの家まで届ける費用が必要になります。

既存の電気料金はそういった部分を考え設定されていますが、再生可能エネルギーによる発電も基本的には同じです。

今まで太陽光発電は導入のコストが高く、そこから生み出される電気の量を考えるとその単価は高いとされていました。

新しい電気のあり方を考えた時、グリッドパリティの実現は必要不可欠なのです。

グリッドパリティの算出方法を知ろう

少し難しい話になりますが、グリッドパリティの算出方法について確認してみましょう。グリッドパリティは1キロワットを発電するために必要なコストとメンテナンスのための費用を足して、それを発電に必要な機材の耐用年数で割り、さらに最後に1年間の総発電量で割って算出します。

つまり当たり前のことではありますが、年間を通してどれだけ沢山の電気を発電できたとしても、発電に使う機材が壊れやすかったり、電気を作るために大量の燃料が必要であったりする場合、電気料金は高くなるのです。

そうするとグリッドパリティ達成から遠ざかってしまいます。

グリッドパリティが必要な理由

数年前に起こった大震災を大きなきっかけに、日本でもできるだけ安全な方法、風力や太陽光を使った発電に関心が集まってきました。その前からガスより電気の方が安価としてオール電化の家庭も増えていましたが、原発が停止したことなどを理由に電気料金は値上げされ、料金を下げる方法も模索されています。

そこで始まるのが電力自由化というわけです。

しかし電力自由化が始まったからといって、電気料金は勝手に下がっていく訳ではありません。

グリットパリティという最低ライン、目安を用意することで、全体的な目標を定め運用を進めて行く必要があるというわけですね。

グリッドパリティは地域や国で変わる

グリッドパリティは新電力と既存電力のコストの差で割り出されます。既存の電気料金は国によっても変わりますし、日本国内だけで見ても地域によって違うものです。

さらに太陽光発電は使うソーラーパネルのメーカーによって、また日照時間などの環境によっても発電やコストも変わってくるので、それに伴いグリッドパリティにも違いが生まれます。

今後太陽光発電で作られた電気を自宅で使用したい、ソーラーパネルを自宅に設置したいと考えている方は、そのあたりの違いについても下調べしておくといいでしょう。

グリッドパリティ達成後は

太陽光発電は燃料不要で発電ができる大きなメリットがある分、発電機器にかかる費用が結構高額です。ただ一般家庭向けの需要が高まってきている分、より低価格な機器の設置、そしてより多くの発電という部分に力が入れられるようになってきました。

安い機械で安定して電気を作ることができればグリッドパリティも当然達成することができます。

そうなった場合、電気事業者と契約をして電気を使うというという従来の流れから一転して、自宅で電気を作って自宅で使うという流れに変わっていくことも予想されているのです。

そのためにはできるだけ長持ちする、性能の優れたソーラー発電システムを作り出すことが期待されています。

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