造成費用の相場はいくら?

By | 2015/10/17

土地造成費用太陽光発電さて、遊休地を利用して太陽光発電をされる方も多いと思いますが、その場合、遊休地といってもさまざまあり、たとえば田んぼ、畑、山林などそのままでは太陽光発電のパネルを設置するには難しい土地柄も含みます。

そういった場合の造成費用の相場というとどの程度かかるのでしょうかを見ていきましょう。

遊休地を太陽光発電用に造成する際に

遊休地ならどんな場所でも太陽光発電ができるのかというと、設置環境によって発電量も変わってきます。

その土地がどの方角に面しているか、あるいはその土地の気候の特性はどうか、日照時間などの条件はどうか、受光はしっかりあるか、塩分やアンモニアなどによる被害が出る可能性はないかどうか…などの調査はあらかじめ必要です。

また、遊休地の種類が宅地やそのほか雑種地であるときには、特に何の手続きも必要なく、造成ができれば太陽光発電のシステムが設置できるのですが、田畑、牧場などの農地である場合には、農地転用許可申請を行う必要があります。

そのほか、造成がそもそも必要なのかどうかも検討するべきことではあります。

もともと何もない更地が理想的ではありますが、大規模な造成が必要であるなら、土、コンクリートの敷設費用、防草シートの設置などで費用はかさみます。

このような大きな出費が可能性としてありますので、太陽光発電の設置には、十分な日射量が確保できるのか、近隣に高層建築物や高い樹木がないかどうか、といったことにも調査が必要です。

造成費用「平地」の場合の相場

太陽光発電システムの設置用に土地を造成するとなると、まずは造成前の状態がどのようであるかで費用はかなり違ってきます。

土地から購入するとなると、安く入手できる農地や山林がありますが、その後の造成費用のことまで考えに入れておかないと、安物買いの銭失いにもなってしまいます。

では、ここから造成前の状態とその費用について、土地柄別に見ていきましょう。

まずは、平地、コンクリート敷設済みの場合です。これはそのまま太陽光発電のシステムが導入できますので、造成費用としては0円/㎡といってよいでしょう。

次に、平地で工業団地内などの比較的、整備が行き届いていると思われる土地の場合です。

雑草が繁殖するのを防ぐ意味で、砂利を敷き詰めるという手間がかかりますので、600円/㎡ ほどの出費が考えられます。

平地 工業団地内など 雑草がひどい 地盤の改良が必要
0円/㎡ 600円/㎡ 2000円/㎡ 5000円/㎡

次に、平地で雑草や低木がかなり生い茂っているような土地です。

こういった場合には整地をした後、ローラーをかけて砂利を敷き詰めていくため、費用は、2000円/㎡ ほどの見積もりを考えて置けばよいでしょう。

最後に、草地、および地盤の改良が必要な平地の場合には、浚渫土で地盤を固める必要がありますので、5000円/㎡を見積もる場合が多いです。

造成費用「平地以外」の相場

土砂採石場跡地 緩やかな丘陵地 山林
5000円/㎡ 10000円/㎡ 20000~30000円/㎡

太陽光システムの設置には、効率的に日光をとりこみ発電を促して電力を少しでも多く生産するという目的を達成させるための環境改良を造成によって作っていく必要があります。

また、山林などの開発においては、土地の種別や法律により調整池の設置が求められる場合を考慮しなければなりません。

平地ではなく、緩やかな丘陵地、なおかつ草地、低木などがある場合の造成費では、10000円/㎡となります。

また、調整池規模を 600㎡/haとし、土地が20ha で、広さを12,000㎡とすると約1億円となります。

山林においては、造成費用としては20000~30000円/㎡となります。

調整池築造費は、調整池規模を 600㎡/ha、土地 1haということで600㎡、約1500万円となります。

また、土砂採石場跡地の場合には、造成費用は5000円/㎡となります。

調整池築造費は、調整池規模を600㎡/ha、土地が10haで6,000㎡となり、約1億円を見積もっておくということになります。

いずれも、調整池の開発規模により大きさは変動します。

注意点・山林の造成について

太陽光発電システムを遊休地で設置しようとすると、造成から投資をしていかなければならないわけですが、特に山林での太陽光発電は、周囲の樹木による日射量低下や落ち葉などの障害を考慮しなければなりません。

しかし、山林は土地単価が安いので、遊休地にしおくよりは太陽光発電で売電収入を得られれば、放置されていた山林からも利益があがるというのは魅力的なメリットとなります。

しかし山林での造成には、山林特有の問題があることも事実です。

地域森林計画の対象となっている山林においては、造成のための樹木の伐採を届出や許可が必要となる場合があり、造成に関しても1ha以上となると開発許可が必要です。

このため、管轄の市町村に確認をまずはする必要が出てきます。

まず、他者所有の土地に生息する樹木による日照を遮られる可能性がある場合です。

現在で低木であっても、樹木の種類によっては将来的に高く育つ場合も考えられますので、所有の山林のどこに太陽光発電システムを設置するか、が大きなポイントです。

また、固定資産税は山林の場合には、地価が安く用途が限られますので安く抑えられるものの、太陽光発電を開始すると、地目が山林であっても雑種地扱いになってしまい、税額がぐんとあがります。

その点は覚悟しておいたほうが「こんなはずではなかった」という事態にはならずに済むので、太陽光発電システム設置のための造成については、造成費用の相場とともに、その後の税額の上昇という点についても留意したいものです。

造成費用を考えなくて良いのが「土地付き太陽光発電」

お客様はみなさん「所有している土地を有効活用したい!」と考えて、太陽光発電に向いているとはいえない土地でも、造成費用が高額な土地であっても、「自分の土地に太陽光発電を設置したい!」と頑張ってしまうんですね、、、。

こういったお客様のほとんどに当てはまるのですが、日当たりもバッチリの郊外の土地で、造成費用無しで売り出している「土地付き太陽光発電」を購入された方が、土地代を差し引いても利益は大きい可能性が大きいんです。

こちらで、特に「土地付き太陽光発電のデメリット」を詳しく解説していますので、しっかりご理解頂ければと思います。
⇒土地付き太陽光発電は投資目的に不向き?

また、土地付き太陽光発電の場合、そもそもの売電価格が数年前の高単価で、設備のメンテナンス費用も広大な土地で一括管理なので個別で契約されるより安いというメリットがあります。

一度チェックされてみる事をおすすめします。

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