小型風力発電の採算について、ひたすら計算してみた

By | 2017/01/11

小型風力発電
小型風力発電を購入し設置した場合、20kW未満の小型風力発電の場合の買取価格が55円kWhと高値で、固定価格買取制度は20年間です。

太陽光発電システムの買取価格が2016年度は24円ですので、小型風力発電は破格の好条件であることがわかります。

日中や夜間でも発電し続ける小型風力発電は魅力的ですが、実際オーナーになって設置するためには

  • 収益はいくらなのか?
  • 採算の計算方法

など、小型風力発電を設置する際にかかる費用と採算の計算ができる必要があります。

例えば、風力発電を検討されている方のスタンダードサイト「タイナビ発電所」を見ても、「本当にその利回りなの?」とか「採算合わないんじゃないの?」という疑いの目で見なければいけません。
「場所」と「FIT価格」で選ぶなら小型風力発電総合検索サイト「タイナビ発電所」

この様な状況で、小型風力発電の採算や利回りについて「自分で」計算出来る様になっておかなければいけないのです。

ここでは、20kW未満の、設置料が含まれた土地付き分譲小型風力発電を約300坪の土地で購入した場合について、導入費用から収益までを計算しました。

利回り(%)の計算式

計算式

年間想定売電収入÷販売価格×100=利回り(%)

利回りとは投資した額からの収益のパーセンテージです。

利回りの数値が高いほど利益が高く、投資額に対し収益があるため、投資の際には利回りの計算が重要になります。

土地付き分譲物件A社の場合

販売価格 3,600万円(税込み)
定格出力 19.8kW
FIT価格(税抜き) 55円/kWh[59.4円(税込み)]
年間予想発電量 85,600kWh(6m/s)

この年間予想発電量にFIT価格の税込み価格を掛けます。

85,600kWh×59.4円=5,084,640円

5,084,640円×20年=101,692,800円

年間の売電収入は5,084,640円となりました。

固定価格買取制度の期間が20年のため、年間売電収入に20をかけると101,692,800円が総収入として算出されました。

土地付き分譲小型風力発電の購入価格が3,600万円のため、総収入101,692,800円から36,000,000円を引きます。

101,692,800円-36,000,000円=65,692,800円

65,692,800円の利益となりました。

この計算は6m/sの風が常に吹いている条件で算出しているため、風の強さで発電量は変化します。

5,084,640円(年間想定売電収入)÷36,000,000円(販売価格)×100=14.12{利回り(%)}

14.12%の利回りでした。

利益 65,692,800円
利回り 14.12%

土地付き分譲物件B社の場合

販売価格 3,550万円(税込み)
定格出力 19.5kW
FIT価格(税抜き) 55円/kWh[59.4円(税込み)]
年間予想発電量 73,100kWh

73,100kWh×59.4円=4,342,140円

4,342,140円×20年=86,842,800円

年間の売電収入は4,342,140円となり、86,842,800円が総収入として算出されました。

土地付き分譲小型風力発電の購入価格が3,550万円のため、総収入86,842,800円から35,500,000円を引きます。

86,842,800円-35,500,000円=51,342,800円

51,342,800円の利益となりました。

4,342,140円(年間想定売電収入)÷3,550,000円(販売価格)×100=12.23{利回り(%)}

12.23%の利回りでした。

利益 51,342,800円
利回り 12.23%

土地付き分譲物件C社の場合

販売価格 2,192万円(税込み)
定格出力 9.9kW
FIT価格(税抜き) 55円/kWh[59.4円(税込み)]
年間予想発電量 31,840kWh

31,840kWh×59.4円=1,891,296円

1,891,296円×20年=37,825,920円

年間の売電収入は1,891,296円となりました。

年間売電収入に20をかけると37,825,920円が総収入として算出されました。

土地付き分譲小型風力発電の購入価格が2,192万円、総収入37,825,920円のため総収入37,825,920円から21,920,000円を引きます。

37,825,920円-21,920,000円=15,905,920円(利益)

1,891,296円(年間想定売電収入)÷21,920,000円(販売価格)×100=8.62{利回り(%)}

8.62%の利回りでした。

利益 15,905,920円
利回り 8.62%

土地付き分譲物件D社の場合

販売価格 3,440万円(税込み)
定格出力 19.5kW
FIT価格(税抜き) 55円/kWh[59.4円(税込み)]
年間予想発電量 62,981kWh

62,981kWh×59.4円=3,741,071円

3,741,071円×20年=74,821,428円

年間の売電収入は3,741,071円となりました。

年間売電収入に20をかけると74,821,428円が総収入として算出されました。

土地付き分譲小型風力発電の購入価格が3,440万円、総収入74,821,428円のため総収入74,821,428円から34,400,000円を引きます。

74,821,428円-34,400,000円=40,421,428円(利益)

3,741,071円(年間想定売電収入)÷34,400,000円(販売価格)×100=10.87{利回り(%)}

10.87%の利回りでした。

利益 40,421,428円
利回り 10.87%

土地付き分譲物件E社の場合

販売価格 1,802万円(税込み)
定格出力 9.8kW
FIT価格(税抜き) 55円/kWh[59.4円(税込み)]
年間予想発電量 36,371kWh

36,371kWh×59.4円=2,160,437円

2,160,437円×20年=43,208,748円

年間の売電収入は2,160,437円となりました。

年間売電収入に20をかけると43,208,748円が総収入として算出されました。

土地付き分譲小型風力発電の購入価格が1,802万円、総収入43,208,748円のため総収入43,208,748円から18,020,000円を引きます。

43,208,748円-18,020,000円=25,188,748円(利益)

2,160,437円(年間想定売電収入)÷18,020,000円(販売価格)×100=11.98{利回り(%)}

11.98%の利回りでした。

利益 43,208,748円
利回り 11.98%

土地付き分譲小型風力発電の販売価格に含まれる費用とは

費用

小型風力発電が土地とセットで分譲されている場合は以下の費用が含まれます。

  • 整地費用
  • 設置工事費
  • 試運転、調整費用
  • 送電線工事費用

上記の費用は必ずしもセットになっているとは限りません。

契約の際は条件を確認しましょう。

小型風力発電を維持するためにかかる費用

費用

小型風力発電を維持するにあたり、以下の費用がプラスされることも考慮しましょう。

  • 土地賃貸料金(土地を借りている場合)
  • 固定資産税(土地所有の場合)
  • 保守メンテナンス費用
  • 融資の返済(融資を受けた場合)
  • 自然災害などの各種損害保険料金(任意)

小型風力発電はこれらの費用が加算されることも考慮しなくてはなりません。

台風や雷の影響などによる故障での修理費用が加算されるなど、さまざまなリスクがあるため、必ずしも計算通りに収益が得られるとは限りませんので注意しましょう。

また小型風力発電に投資をする場合、これらの計算式を参考にし、ランニングコストや、どれだけ回収ができ、利益になるのかをよく考えておくことが重要なポイントです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です