「小型風力発電事業者ために」小型風力発電の保険や保証を徹底解説

By | 2017/01/12

保険

小型風力発電事業をおこなう場合、万が一の故障や災害などのリスクなどを考え、保険の存在を知っておかなければなりません。

小型風力発電に関わる保険はいくつかのパターンが存在します。

  • 保険がセットで最初から販売される
  • 落雷や火災などの自然災害と地震や津波の物的損害が分類されている

強風があたりやすい場所が条件の小型風力発電とはいえ、発電機器が野外に設置されているためトラブルに備えておかないと心配という方も多いでしょう。

保険がセットでも、いざ災害にあい、保険が適用になると思っていたら保険適用外だったなんてことがあったら大変です。

そこで、小型風力発電にはどんな保険があり、どこの保険会社が小型風力発電の保険内容が充実しているかなど、小型風力発電の保険や保証についてこれから事業をおこなう予定がある、または興味がある方のために分かりやすくご紹介します。

デンマークの保険会社の風力発電に対する一例

風力発電

デンマークは山がなく、安定的な偏西風が吹き、風力発電の設置に適した地形のため、風力発電事業が盛んです。

そのため、デンマークには風力発電のための保険が数多く存在します。

デンマーク製の風力発電を購入する場合は、その国の保険に入れる場合もあるため、デンマークの風力発電にかけられる保険の種類を紹介します。

風力発電の損害保険は6つに分類されます。

①火災保険

火災、水害、落雷、風害、雹(ヒョウ)災、雪災、飛来物の被害があった場合にリスクが補償されます。

風力発電の故障や事故の原因で最も多いのが自然災害です。

自然災害は全体の故障原因の約25%を占める高い割合です。

事業リスクを軽減するには必ず入っておきたい保険といえるでしょう。

②地震保険

地震被害に対し500万円の保険料が支払われます。

③機械保険

機械部品および電気部品に事故の影響で故障した場合に1事故に対し、プランにより10万円または50万円が支払われます。

④利益保険

①~③の理由で発電所が休止した場合に補償されます。

⑤天候保険

年間平均風速が落ち、予想売電収入が見込めなかった場合に補償されます。

⑥賠償責任保険

対人や対物の第三者に被害が伴った場合に補償されます。

 

上記の試算はあくまでも参考の数値です。

また、風力発電の保険の内容にこれらの種類があるということを認識しておきましょう。

さらに風力発電所を輸入し、設計や設置をした際にかける保険なども存在します

保険の内容は項目により、まったく違うということがわかります。

風力発電事業をおこなう際、1種類の保険に入っていてもほかの種類の保険が適用にならないといざというときに大変な事態へと発展する可能性があります。

そのため、風力発電の保険は条件により、複数の内容を組み合わせて入る必要が出てきます。

堅実に経営をしたい、安定的に収益を得たいと考えるのなら後で困らないように、どんな場合に保険が適用になるのか詳しく調べ、保険内容を事前に知っておく必要があります。

「三井住友海上火災保険」小型風力発電の保険プランが充実

三井住友海上

各保険会社を見ると、大型風力発電には適用になり、小型風力発電には適用にならないなど、保険会社によりプランに特徴がありますが、三井住友海上火災保険では「小型風力発電総合補償プラン」を2016年2月から販売されました。

小型風力発電総合補償プランの保険内容

①物理的損害・電気的・機械的事故を補償

小型風力発電を運営するには事故の際のリスクを考え、小型風力発電設備一式に対し、物理的損害、電気的・機械的事故を補償します。

地震に対する保険も別途用意されています。

物理的損害とは

落雷、火災、風や雹(ヒョウ)、雪などの災害で物損が生じた場合を意味します。

電気的・機械的事故とは

風力発電に関わる機械設備に過電流などが原因で電気ショートなどが生じ故障した場合を意味します。

発電設備は野外にあり、自然災害のリスクは妨げられません。

災害に合う前は、まさか故障するなんてと思っていても事故が起きてから保険に入っておけば良かったと後悔してもどうにもなりません。

故障した修理費用を実費で払うほか、発電できない期間があればその期間の売電収入もなくなるため、対策費用はいざというときのために入っておいた方が安心です。

②利益損失リスク

災害などの理由で物的損壊を受けたため、発電収益がなくなった場合のリスクを保証してくれます。

小型風力発電に保険がセットになっている場合も

メーカーによって風力発電には保証がセットになっている場合があります。

保証期間は、メーカーによって異なっていますが、10年など期間が設定され、この期間内に万一機器等にトラブルが起きた場合、無償で補償してくれる内容です。

小型風力発電を購入する場合、販売店で契約している保険会社に加入するのが条件になっているなど、保険費用が別途で設定されている場合があります。

例えば、年間で12万円の保険料を支払えば物理的損害や、利益損失リスクを補償してくれるなどです。

補償対象外のケースとは

  • 故意に生じた損害
  • 核燃料物質による事故、戦争などの乱闘によっておこった損害
  • サビ、ヒビなどの自然に起きた消耗が原因のもの
  • 点検や修理、清掃など定期的におこなうべき業務を怠ったために起こった過失によるものが原因の場合

小型風力発電の場合、これらの思わぬリスクのことを考え、さまざまな理由に対応できる保険に入ることをおすすめします。

大型風力発電のみに対応の保険も

風力発電には大きく分けて大型風力発電小型風力発電の2種類に分かれます。

そのため、小型風力発電に対応する保険なのかきちんと内容を確かめないとなりません。

また、保険の種類によっては、修理額に対し保険が適応になる場合や1事故に対しこれだけの保険料が支払われるなど条件がさまざまです。

小型風力発電を購入する場合、メーカー指定の保険会社や販売店のおすすめの保険を紹介してもらえます。

購入の前にメーカーまたは販売店に保険はどこの保険会社にすればよいのか、保険内容はどれを選べば安心なのか相談してみるとよいでしょう。

小型風力発電の保険を選ぶ際のポイント4つ

①保険料が割安

保険料が高額では利益率が下がります。

発電量に対し、負担の少ない保険を選びましょう。

②補償が長期に安定的にかけられる

保険をかけられる期間が初期の短期では意味がありません。

風速の負荷がかかる野外に設置された風力発電機は常にリスクが伴います。

また、長期的に設置されるのがあたりまえの発電機のため、設置期間には保険がかけられるものを選びましょう。

③さまざまな事故を含め、損害が支払われるものを

保険が適用になると思い込み、いざ被害にあったときに補償されないのでは経営不振になる場合もあるでしょう。

そのため、さまざまなリスクを伴った場合を想定し保険を選ぶ必要があります。

④事故が起きた際に調査費用の保証金が支払われるものも

風力発電に事故が起きた際、事故の原因を調査するための費用がかかります。

保険によってはこれらの調査による費用を保険で賄ってくれるものも存在します。

いざ、事故にあった際に安心です。

 

小型風力発電の損害保険の補償は事業を始めてみないと目に見えない存在で、どんな被害があるのか想定しにくい部分があるでしょう。

しかし風力発電を事業とし、経営するにあたり、最低限の条件の損害保険に入ることをおすすめします。

保証金がくるから大丈夫と思っていても上限額があまりにも低く、あてにならなかったというのでは大変です。

落雷などの自然災害で起きた事故の場合、費用が高額になる場合がほとんどです。

しかし災害補償の金額が一時金制で修理費用よりもかけ離れた金額で低い補償金では負担が大きすぎます。

保険会社には納得が行くまで説明を受け、不安要素をなくし、被害にあった際のリスクを知り、保険会社任せにしないで保険内容を正確に知っておきましょう。

風力発電事業の市場がこれからもっと盛んになることが予想されます。

国内の保険会社でもこれからは小型風力発電に対する補償プランが増え、魅力的な内容の保険サービスが増えるかもしれません。

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