小型風力発電機の家庭用と中型の違い|違いと基礎知識をご紹介

By | 2017/01/12

風力発電
小型風力発電は、家庭用小型風力発電機中型風力発電機の2つのタイプに分けられます。

小型風力発電の投資を考えられている方は、この2つのタイプの違いを知る事がとても大事となります。

この2つの内容の違いを把握していなければ、大きなデメリットばかりを背負って失敗してしまう事があります。

それでは、家庭用小型風力発電機と中型小型風力発電機の2つのタイプの小型風力発電の違いを、詳しくご紹介致します。

発電容量と発電効率の違い

分析

家庭用小型風力発電機と中型小型風力発電機の発電容量と発電効率の違いは次のようになります。

家庭用小型風力発電機の場合

家庭用小型風力発電機の場合は、1,500Wの発電容量のものを導入されることが一般的です。
この程度の発電容量であれば、強い風を受けない場合でも発電が可能となります。
発電効率は、30%を達成できることが多くあります。

1,500Wの風力発電機は、50万円以下の本体価格で販売されている場合が多くあり、少額から始めたい方には試しやすい小型風力発電機となります。

その為、ニーズが高い小型風力発電機です。

中型小型風力発電機の場合

中型小型風力発電機の場合は、数kW以上の発電容量を持つ発電機となり、家庭用小型風力発電機と比べると、高いワット数の発電機となります。

主に、5kW~20kWの発電機が採用されます。
家庭用小型風力発電機と比べるとワット数が高いので、高い効果を期待できるような気がしますが、一定の風速が求められるのが難点です。

なかなか一定の風速を得ることは難しく、どうしても発電効率のパーセンテージが低くなってしまいます。

中型小型風力発電機の場合、発電効率が30%には届かないケースが多く、25%程度となってしまうのが現状です。

家庭用小型風力発電機はご自分で設置も可能

設置

家庭用と中型とでは、設置にも大きな違いがあります。

家庭用小型風力発電機の場合

家庭用小型風力発電機は小さいですので、ご自分で設置する事が可能となります。

住宅の敷地への設置ですが、建築基準法で定められている法令の範囲内で行うことが重要となります。

支柱の高さが15m以下であれば、建築確認不要で住宅の敷地に設置が可能となります。

家庭用小型風力発電機は支柱の高さは15m以下ですので、個人住宅の敷地に設置が可能です。

中型小型風力発電機の場合

中型小型風力発電機の場合は、支柱の高さが10m以上あります。

素人では扱いにくい大きさであり、ご自分での設置は難しいです。

一般的に、メーカーやメーカーの代理人により設置されます

中には、設置費用を節約するために自己流で設置しようとする方もいらっしゃるようです。

しかし、自己流の設置により故障や破損を起こしてしまう事もありますので、オススメ出来ません。

また、大きさも支柱10m以上となり、15m以上の支柱となる中型小型風力発電機の場合は、建築確認を申し込んでの設置となりますので、色々と面倒です。

様々な角度から考えても、素人での設置は難しいということになります。

 

どちらの小型風力発電機も、ご自分で設置した事で破損が生じてしまった場合、メーカーの保証を受けられない場合があります。

特に中型小型風力発電機は素人には扱いにくいので、業者に設置を依頼することをオススメします。

設置場所の環境の違い

場所

家庭用小型風力発電機と中型小型風力発電機では発電機の大きさが違いますので、選択すべき設置場所の環境は異なります。

家庭用小型風力発電機の場合

家庭用小型風力発電機は小さな風力発電機ですので、高い場所に設置しなければならないなどの制約はありません。

その為、一般的な住宅の敷地の中にも設置が可能です。

しかし、住宅地の場合は建物の密集度や風力発電機が動く事での振動や騒音を周りの住宅に与えてしまうことがありますので、注意が必要です。

業者に相談して適切な場所に設置するようにしましょう。

中型小型風力発電機の場合

中型小型風力発電機は高さがある発電機ですので、景観への配慮も考えなくてはなりません。

また、発電機が作動する際の騒音も大きいので、郊外などの建物が建っていない場所に設置することが理想です。

その為、管理の目の届きにくい場所への設置となってしまいます。

収益性の違い

収益

家庭用小型風力発電機と中型小型風力発電機の収益性を比較してみます。

まず、風力発電電力の買い取り価格は、一定のワット数を超えると価格が変わります。

20kWが境目となっており、2017年はこのような買取価格となっております。

20kW未満の風力の場合 55円
20kW以上の風力の場合 22円

小型風力発電機の場合、家庭用小型風力発電機も中型小型風力発電機も20kW以下ですので、買取価格は55円で計算を行います。

家庭用小型風力発電機の収益性

家庭用小型風力発電機で採用される事が多い、1,500Wの風力発電機で計算をしていきます。

1,500W の場合、24時間稼働率を30%として計算をしていきます。

月間発電量見込み 1,500W×24時間×30日×30%=324,000W

年間発電量見込み 324,000W×12か月=3,888,000W=3,888kWh

発電容量が20kW以下ですので、55円/kWhの買取価格で計算をすると、1年間で213,840円の売電収入となります。

中型小型風力発電機の収益性

中型小型風力発電機で採用される事が多い、20kWの風力発電機で計算をしていきます。

20kW の場合、20kWで、24時間稼働率を25%とし計算をしていきます。

月間発電量見込み 25kW×24時間×30日×25%=3,600kW

年間発電量見込み 3,600kW×12か月=43,200kW

発電容量が20kW以下ですので、55円/kWhの売電価格で計算をすると、1年間で2,376,000円の売電収入となります。

中型小型風力発電機の場合の方が収益が多いですが、設置する土地に費用がかかってしまいますので、土地の費用次第では収益に大きな差が発生してしまう事があります。

土地の費用と収益をしっかり比較して売電計画を立てていかなくてはなりません。

取り扱っているメーカーの違い

家庭用小型風力発電機の中型小型風力発電機とでは、取り扱っているメーカーに違いがあります。

家庭用小型風力発電機は海外メーカーが多い

家庭用小型風力発電機はニーズが高く、価格競争が物凄く激しいため、海外メーカーのシェアがとても高いのが現状です。

中国や東南アジア製の家庭用小型風力発電機のシェアが特に高くなっています。

海外製と聞くと質の低さが気になるかもしれませんが、台湾製などは日本のメーカーの発電機と変わらない品質レベルですので、信頼性が高いといえます。

中型小型風力発電機は日本のメーカーも数多くある

中型小型風力発電機は欧米のメーカーが多くありますが、日本のメーカーも数多くあります

中型小型風力発電機の場合は、メンテナンスの為に遠隔監視システムを導入しており、監視システムにこだわりを持ったメーカーの発電機を選ぶことが大事なポイントとなります。

遠隔監視システムはメーカーによって制度に大きな違いがあり、プログラム会社との連携が取れているメーカーの発電機は安心して使う事が出来ます。

まとめ

小型風力発電機の、家庭用小型風力発電機と中型小型風力発電機の違いをまとめてみました。

十分に把握した上で、風力発電投資を検討するようにしましょう。

単なる風力発電の収益だけではなく、設置する土地の費用によっても収益に大きな差が出てしまう事があります。

あらゆる角度から検討をし、損のない理想的な小型風力発電の投資を行いましょう。

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