太陽光発電のメリットとデメリット【2017年度版】

実際はどうか?現場ではどうか?

メリット太陽光発電『太陽光発電のメリットデメリット2017年最新版』にお越し頂きましてありがとうございます。

私は右のプロフィールでも書いていますように、太陽光発電の販売店で営業を行っています。

ネット上には「実際の現場と違うな」「実際の数字はもっと違うんだけどな」という内容の記事がたくさんあります。

当ブログでは、「太陽光発電業界で働いている私しか知らない事」や、ネット情報だけでなく、「実際はどうか?」「現場ではどうか?」という所に重点を置いて記事を書いています。

私が一番重要だと考えているのは、「理論上の説明」や「表向きの数字」ではなく、実際の現場での状況や数字です。

ソーラー発電を導入される方に、少しでも「このサイトを見て良かった」と思って頂ける様に、頑張って記事を更新していきたいと思っておりますので宜しくお願い致します。

※ここからは「住宅用のメリットとデメリット」の記事になりますので、「産業用のメリットとデメリット」をご覧になりたい方はこちらからお願いします。
『産業用』太陽光発電のメリットとデメリット【2017年最新版】

【太陽光発電のメリット】住宅用

太陽光発電のメリットとデメリット1・電気代を節約出来る
2・売電出来る
3・環境にやさしい
4・非常用電源になる
5・電気料金の値上がりに影響を受けない

この様なメリットを背景に2017年現在130万世帯にソーラーパネルが設置されています。
では、メリットの中でも特に大きなメリット2点を具体的な例と併せてご紹介します。

重点メリット1:どれだけ節電効果があるのか?

発電環境によりますが、実際にいらっしゃるお客様のケースをご紹介します。

・月1万3000円だった電気代が月々3000円まで削減。
・月2万円前後だった電気代が7000円にまで削減。
・月1万円前後の電気代が月1000円〜2000円に。電気代0円の月も。
上記3例は全て、弊社のお客様の実際の数字です。
「節電」と一言でいっても経済的メリットは大変大きな影響を家庭にもたらします。

重点メリット2:売電収入はいくら位?

先程ご紹介した「月1万3000円の電気代が3000円になった住宅」では、節電効果とは別に売電収入で月2万円前後の収入があります。

節電効果1万円/月 + 売電収入2万円/月 = 実質経済効果:3万円/月
合計3万円/月、年間では36万円の実質経済効果になります。
こちらの設備投資費は168万円ですので、回収期間は約5年です。

その後は設備費用の回収が終わっているので残りの5年間で160万円前後の収入になります。売電出来るのは今の所10年間となっている為、その後売電できるか分かりませんが、発電は10年後以降も引き続き行えますので「機器が壊れるまで(耐久年数平均25年間:発電効率は2割減)」電気代を節約し続けられます。

メリット:まとめ

これだけメリットが大きい太陽光発電ですが、注意点は発電環境によるという事です。特にこの住宅で変わった事をしている訳でなく、環境が良い屋根はこれだけのメリットがあり、環境が悪い屋根はこれほどのメリットを上げる事が出来ないという事なんです。

【太陽光発電のデメリット】住宅用

デメリット1・初期費用が大きい
2・補助金の打ち切り
3・維持費がかかる
4・発電量が環境に影響される
5・売電価格が年々下落

残念ながら、上記デメリットが重なりメリットが得られない住宅があるのも事実です。

デメリット1:初期費用は車一台分!

先程メリットの方でもお伝えした実際の例では、初期費用が168万円かかっています。もっと屋根が広く大きな規模のシステムを載せたい場合、200万円〜300万円かかります。この初期費用の準備が必要です。ソーラーローン(年利2%程)も各販売店で用意していますが、安くない金額です。
「本当に初期費用は回収できるの?」と心配されている方が多いのも特徴で、このポイントを「導入決定ポイント」とされる方もたくさんいらっしゃいます。

デメリット2:補助金が無くなった影響は?

補助金が昨年2014年3月31日で打ち切りになった事は大変残念ですが、下のグラフの様に例え補助金が無くても、補助金があった前年比で今年の方が実は安く導入出来ているメリットがあります。
※2017年現在、更に初期費用も安くなって、機器の性能も上がっている影響で、回収期間はどんどん短くなっています。
太陽光発電見積もり売電価格※上のグラフは年度別の実質負担額(緑)と補助金額(オレンジ)を示したものです。

デメリット3:維持費はやっぱりかかる!

「維持費」は「ほとんどかかりません」と言いたいのですが、実際は点検費用(5年ごと)や火災保険、10年後に故障する機器を見越して積み立てる金額を合わせると、年間1万円前後の維持費(積立)の用意をおすすめしています。

デメリット4:発電環境が一番大きな影響をもたらす

デメリットの中で一番大きいのが、この「発電量が環境に左右される」というデメリットです。

(※注意)この「環境」というのは、曇の日には発電しなくて、晴の日にはたくさん発電するという様な、一日単位の日照環境ではなく、1年を通してその地域(屋根)にどれだけの太陽光が降り注ぐかという環境になります。従いまして、1年を通して影が出来る屋根は残念ながら太陽光発電には向いているとはいえません。もちろん、設置するのは南側なので北側にかかる影は問題無いのですが、影が出来る屋根というのは、季節や時間帯によって南側の屋根にも影がかかる可能性があるからです。

あとは、屋根の広さも重要です。ある程度の広さのある屋根が望ましいです。
例えば、マンションのベランダのスペースで行いたい等小さいスペースでは発電量も少なく、単価も高い為、初期費用を回収出来るかどうかも微妙です。

3kW〜4kW以上の設備を入れる事が望ましいですが、大きければ大きいほど発電量が多くなり、kW当たりの単価も安くなる為、回収年数は短くなりメリットが大きくなる特徴があります。
【悲劇!!】太陽光発電に向かない残念な家・・『図解・写真付き』

メリットとデメリットをどう比較する?

太陽光発電のメリット比較メリットデメリットをどうやって比較するか」が重要です。

冒頭でも申し上げましたが、太陽光発電の導入を検討するには、

表面上の数字
理論値

よりも、

実際の現場はどうか?
実際の数字はどうか?
太陽光発電の本当の情報

が必要と私は考えています。

当サイトでは、ソーラー発電の導入を検討されている方へ実際の」「本音のメリットデメリットを知って頂きたいと思って作っております。
メリットとデメリット
まずは上記記事から順番にご覧頂ければ必ずお役に立てる情報を提供出来ると考えていますので宜しくお願い致します。

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8 thoughts on “太陽光発電のメリットとデメリット【2017年度版】

  1. 三角 武士

    この様なサイトを作ってくださり大変ありがとうございました。
    現在、オール電化の住宅に住んでいますが、なかなか太陽光発電に踏み切れませんでした。
    理由として、一度某太陽光発電販売店に見積もりを頂きましたが、シャープ製でも費用回収に14年もかかると言われ、正直メリットを全く感じませんでした。
    (ちなみに3Kw発電量パネル 工事費込み164万円 単価54万/KWH シュミレーションによる設置経済メリット約11.5万/年間))
    しかし、もう一度自分で情報を集める機会があり、当サイトを拝見しました。
    目からウロコとはこの事で、1社見積もりのリスクがここまで正直に述べられていて本当に参考になりました。
    本当は御社に是非一度見積もりを取りたいところですが、とりあえず5社見積もりを取ってみます。
    あと、シュミレーション保証の情報も本当に助かりました。
    ここで知らなければ、あくまでもシュミレーションで終るところでした。
    本当にありがとうございました。

    Reply
  2. 管理人 Post author

    このサイトがお役にたって本当に良かったです!
    シャープさんは信頼の国内メーカーですので、やはりどこの販売店でも高額見積もりになってしまいますね。
    (三角さんへの見積もり額は更に高めかなという印象ですが)
    一社で魅力を感じなくてそのまま諦める方も結構いらっしゃるみたいですが、「いろんなメーカー」「いろんな販売店」の価格を見ればまたメリットを感じるかもしれません。
    是非三角様が得たシュミレーションや見積もりの情報を太陽光発電を検討している方がお近くにいらっしゃれば伝えてあげて下さい。

    Reply
  3. 太陽光発電

    私は先日無事49kWの低圧太陽光発電で発電開始の日を迎えた者です。このサイトの内容が大変役に立ったので、これからも情報発信し続けて欲しいです。「業界の裏話」は特に見ておいて良かったです。ありがとうございました。

    Reply
    1. 管理人 Post author

      こうしてコメント頂けるのは本当に嬉しい事です、ありがとうございます。「業界の裏話」の反響は大きくメールでもメッセージを頂く事があります。「業界の裏話」というタイトルですが、内容の一部については公表している販売店もたくさんあります。しかし、私がお客様にご説明する時に住宅用、産業用共に知らない方がほとんどですので記事にしました。太陽光発電業界は現在大変な競争の中にいて、正に「薄利多売」状態です。この大きな波の中で、何となくで太陽光発電を導入される事がない様にこれからも時間のある時に記事を更新していきたいと思います。ありがとうございました。

      Reply
  4. 太陽光発電はあと何年?

    太陽光発電導入を検討していますが、採算が取れるのは後何年先までだと思われますか?
    結局、メーカーや販売店はシステムを売りたいからか、何年経っても「今が一番買い時」と言っている気がします。
    このサイトは今年2014年度が一番買い時と言っていますが、本当でしょうか。
    現状も含めて誰か本当の事を教えて頂けませんでしょうか。
    よろしくお願いします。

    Reply
    1. 管理人 Post author

      確かに質問者様のおっしゃる通り、どの業界でも「今が一番安い」と言って商品を買わせようとしているので混乱してしまうお気持ちもわかります。信頼して頂けるかは別にして、太陽光発電業界で働く私が、太陽光発電業界の「本当の現状」をお伝えしますので判断材料にしてみて下さい。
      質問者さんが検討しているのが、住宅用か産業用かは分かりませんが、どちらにしても、太陽光発電は投資です。下記三拍子がかみ合わさって採算を生んでいます。
      1・出来るだけ低コスト。2・出来るだけ多く発電。3・出来るだけ電力会社に高く買ってもらう。
      1番の「コスト」については半年前が底値でそこから値上げに転じていますので、少しでも早い導入の方が良いです。2番目の発電量は「高性能システムをたくさん」導入する事かポイントです。現状どれだけ高性能化が進んでいるかと言うと、ソーラーパネルの発電効率は一年前は19%が最高値でしたが現在は20.1%と1.1%しか上がっておらず、大幅な発電量向上とは言えません。3番目の売電価格ですが、ご存知の通り毎年引き下げられています。売電価格のページを見て頂ければ分かりますが、2015年度の予想売電価格は住宅用は-5円で32円/kW。産業用は-6円で26円/kWです。これらのどれをとっても「遅めの導入」はマイナスポイントです。ですが、100人中100人が今すぐ太陽光を設置した方が良い訳ではありません。このページでもお伝えしている様に、「採算が取れない屋根・土地」もあります。その判断は、産業用を検討されている方でしたら、産業用太陽光発電のメリットデメリットを。住宅用を検討している方でしたら、太陽光発電の業界裏情報を見て頂ければこちらも参考になると思います。
      弊社も今月頭から忙しくなってまいりました。このまま忙しくなり続けて2015年3月にピークを迎えそうだと、皆で嬉し悲しい悲鳴を上げているところです。信頼できる販売店に「採算が取れる」と太鼓判を押してもらったら、あとは予算と相談しながら、出来るだけ早く導入される事を私はおすすめします。

      Reply
  5. YMS

    太陽光についてほとんど知識がなかったので、とても参考になりました。
    これをもとに私も検討してみたいと思います。
    ありがとうございます。

    Reply
  6. まなぶ

    こんにちは。

    住宅用の太陽光を検討しているのですが、まだまだ踏ん切りがつかないんですよね。

    また、ちょくちょく見させていただきます。

    ありがとうございました。

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